「詰んだシニアと八度目の航海」

もがき続ける64歳です。

42年間、地方公務員として働いて、ようやく定年。

「これで第二の人生だ!」

……と思ったら、特にやりたいことがない。

仕方がないので再就職。

気がつけば、64歳になっても週5日、8時間働いている。

「そろそろ潮時かな」と思いながら、なぜか契約更新。

辞めたいのか、辞めたくないのか、自分でもよく分からない。

そのくせ、事業をやってみたい。

でも、体力には自信がない。

能力にも自信がない。

根気もない。

おまけに、すぐ飽きる。

やる気はある。

……我ながら、なかなか面倒くさいシニアである。

それでも、なぜか「このまま終わるのは面白くない」と思っている。

終わる気はないのに、始める準備ばかりしている。

そこで、64歳にしてWワークを始めた。

行った先では、20代の学生に仕事を教えてもらう。

端末操作を間違える。

決まり事を忘れる。

一週間休むと、また分からなくなる。

若い人に「違いますよ」と教えられる。

かつては人に教える側だったのに、今では堂々と新人。

しかも、新人なのに年齢だけはベテランである。

プライド?

そんなものは、とっくに置いてきた。

……いや、まだ少し残っているから、たまに傷つく。

傷ついたプライドは、帰宅後にお茶でも飲ませて静かに寝かせておく。

それでも、知らない世界に入ると、ちょっと面白い。

知らない人に出会う。

知らない仕事を覚える。

知らないことを若い人に聞く。

失敗する。

恥をかく。

そして、帰り道に「まあ、今日も面白かった」と思う。

反省はする。

ただし、反省が次の勤務日まで残っているかどうかは、保証できない。

そんなことを繰り返している。

年金と配当で、生活の土台は何とかなりそうだ。

だったら、残りの人生くらい、もう少し好き勝手にやってみてもいいんじゃないか。

……とはいえ、何をするのかは、まだ決まっていない。

決まっていないのに、ブログを始める。

始めたくせに、すぐ放置する。

そして、忘れた頃に再開する。

そんなことを何度繰り返したことか。

たぶん、これからも繰り返す。

ただ、今度は「続ける」と宣言して三日で消えるのではなく、消えてもまた戻ってくることを目標にしたい。

「人生、もう一回やり直そう」なんて大げさなことは言わない。

ただ、

「まだ知らないことがあるなら、もう一回行ってみよう」

と思っている。

64歳。

まだまだ新人。

迷って、転んで、時々サボって。

たまに自分を見失い、検索履歴から現在地を確認して。

それでも、懲りずに次の航海へ。

このブログは、そんな**「ちょっと詰みかけているのに、なぜか諦めの悪い64歳」**の航海日誌です。

立派な成功談は、書けません。

書けるのは、失敗した話、迷った話、若い人に教えてもらった話、そして、それでも何とか一日を終えた話です。

さて、今度はどこへ行こうか。

目的地は、まだ決まっていない。

地図も少し古い。

それでも、船だけは出してみる。

「詰んだシニアと八度目の航海」

出航します。

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